『Deep3』は、リアル系バスケ漫画の中でもコンセプトがめちゃくちゃわかりやすい作品です。

「ゴールに近づくとイップスが発動してしまう。じゃあ、誰よりも遠くからスリーポイントを決めればいいじゃないか」という、ある意味パワープレイな発想を、ちゃんと“リアル系”の世界に落とし込んでいるのが本当に上手い。

現実にも存在する超ロングレンジスリーというプレイを、マンガらしく“一点特化”で突き詰めることでドラマにしているタイプで、ただのトリックショットに終わらない説得力があるのがポイント。

感覚としては、『あひるの空』にジャンル含めて一番近くて、あの系統のリアル寄りバスケが好きならかなりハマりやすいはずです。

一点特化型のキャラが活躍するスポーツ漫画が好きな人も、“リアル系スポーツもの”が好きな人も、どちらの需要もガッチリ満たしてくれる、かなりおすすめのバスケ漫画です。