完結感受点
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- 作品紹介

マガゾンの短評 STAFF REVIEW
『感受点』は、読んでいるあいだ中ずっと、「幽霊よりも人間のほうが怖い」という感覚を静かに積み上げてくるヒトコワ系ホラーです。派手な怪異やショッキングな演出で驚かせるタイプではなく、日常の中にある距離感のズレや、善意の歪み、他人の視線がふとした瞬間に牙をむく――その瞬間だけを的確にすくい取ってきます。だから怖さが常に現実寄りで、「これは自分の身にも起こりうるかもしれない」という嫌な想像が止まりません。
空気感としては、明るい場所で読んでいるのに、なぜか背中だけが冷えていく感じ。感覚や感情の“引っかかり”を起点にした短編が続き、どれも一話完結の顔をしているのに、読み終わるたびに小さな違和感が残る。その違和感が次の話、また次の話へと持ち越されていくので、気づけば「これは本当に別々の話なのか?」と考え始めてしまいます。
そして本作の一番うまいところは、バラバラに見えていた短編たちが、後半に入って一気につながり始める構成です。点だった物語が線になり、線が束ねられて、ストーリーが明確な方向を持って加速していく。ここからの展開はテンポも良く、一気読み不可避。ヒトコワホラーとしての怖さを保ったまま、物語としてしっかり走り切るからこそ、読み終えたあとに「ただ怖かった」では終わらない、重くて嫌な余韻が残る一冊です。
空気感としては、明るい場所で読んでいるのに、なぜか背中だけが冷えていく感じ。感覚や感情の“引っかかり”を起点にした短編が続き、どれも一話完結の顔をしているのに、読み終わるたびに小さな違和感が残る。その違和感が次の話、また次の話へと持ち越されていくので、気づけば「これは本当に別々の話なのか?」と考え始めてしまいます。
そして本作の一番うまいところは、バラバラに見えていた短編たちが、後半に入って一気につながり始める構成です。点だった物語が線になり、線が束ねられて、ストーリーが明確な方向を持って加速していく。ここからの展開はテンポも良く、一気読み不可避。ヒトコワホラーとしての怖さを保ったまま、物語としてしっかり走り切るからこそ、読み終えたあとに「ただ怖かった」では終わらない、重くて嫌な余韻が残る一冊です。
おすすめポイント

























